転院前夜に悲しくなる

今日の認知症母

脳梗塞で救急病院に入院していた夢子ばあちゃん(当時84歳認知症要介護1)が、リハビリ病院へ転院する前日。

当日は私も姉あこちゃんも仕事で立ち会えないため、介護タクシーを使って夢子ばあちゃんを転院先の病院まで連れていってもらうことになっています。

病室から介護タクシーさんが迎えにくる玄関までは、病院のスタッフさんが付き添ってくれるというので、今日のうちに病室に置いてある荷物を整理しておかねば。

だってね~、ついさっきまでは、まさか急に明日転院になるなんて予想もしてなかったですからね。荷物の整理とか全然してなかったんですよ。

転院する予定であることは、事前に夢子ばあちゃんに説明していたので、それが明日になったことをとりあえずLINEで知らせました。

明日の午前中にF病院さんに転院決まったよ。
今日の夜あこちゃんの仕事終わってから行くね。
詳しくはその時ね。

F病院さんは個室だって

右半身に麻痺が出た夢子ばあちゃんでしたが、ちゃんと右手でLINEも打ててます。
内容的にもちゃんと会話になってる。

認知症要介護1とはいっても、まだまだ普通に意思疎通はできてる・・・と思っていたんですよね~。

まだこの時は・・・

 

で、姉あこちゃんのお仕事が終わったあとに2人で病院に向かったんですが・・・

私たち姉妹は「ああ・・・やっぱり認知症なんだ・・・もう夢子ばあちゃんと普通に意思疎通できていると思い過ぎてはダメなんだ」と思い知らされることに。

病室に入り夢子ばあちゃんのベッド周りのカーテンを開けると・・・

なんとすっかり私服に着替えて家に帰る準備をして座っている夢子ばあちゃんがいたのです!

「・・・え?・・・あれ?ばあちゃん着替えて待ってたの?」by長女あこちゃん

「今日じゃないよ。転院するのは明日だよ。明日の午前中だよ」by私ちい

「え?そうなの?今日、家に帰れるんじゃないの?」by夢子ばあちゃん

「明日だよ。さっきLINEしたでしょ?」by私ちい

「あと、家じゃないよ。F病院さんに転院するんだよ。ここは救急病院だから、F病院さんに転院してリハビリをするんだよ」by長女あこちゃん

「・・・家じゃないの?F病院・・・あ、そう」by夢子ばあちゃん

ちゃんと説明していたのに、そういうことも、もうちゃんと理解はできないのか・・・

姉妹ふたりでショックを受けながらも、なるべく明るい感じで対応し、夢子ばあちゃんをもう一度病院着に着替えさせました。

誤解をした(っていうか理解力がそもそも衰えてる?)(自分の希望と本当のことの境界線があいまいになってる?)夢子ばあちゃんに恥をかかせないようにしながらも、なんとか荷物をまとめて、このままあと一晩病院にいてもらわなくてはいけません。

そして、そもそも退院して家に帰るって話ではないし・・・

なんか・・・認知症になってから、いろいろと姉妹で夢子ばあちゃんの世話をしてきたけれど、この時が「ちゃんと話が通じるお母さん」はもういない、ということを強烈に実感した瞬間でしたね~。

もちろん、その前から要介護がつくほどの認知症だってことは、分かってはいましたけど・・・

ついさっき知らせたことを、ここまで理解できていないんだということにショックを受けたというか・・・

ショックを受けたことすら悟られないように演技をして明るく優しく接しましたけれども。

これからはもう本音で付き合うってことはできないんだな・・・と姉妹して悲しくなってしまった転院前夜のことでございました・・・

 

認知症介護・・・ホント・・・OH!NO!だわぁ・・・

 

転院当日の様子はこちら↓

介護タクシーでの転院実況中継
仕事中に電話かかってきちゃった 脳梗塞で救急病院に入院していた夢子ばあちゃん(当時84歳認知症要介護1)がリハビリ病院へ転院する当日。 転院する時間は午前10時半の予定。 これはもう、病院側の都合で決まっていて、変えられないんだそうです。 ...
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