過去の話です。
自分の認知症を認めない夢子ばあちゃんに、「認知症で要介護1が出ているんだから、それを内緒にして弦楽器の会を続けるのはダメ」と伝えた後。
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もう泣きたい気持ちで坂を大股で下りました。
そう、実家に行くまでに通る坂で私や姉のあこちゃんが「ゴルゴダの丘」と呼んでいるあの坂です。
※キリストが処刑されるために自分で十字架を担いで上らされた丘のこと

(それくらい坂を上って実家に行くのが憂鬱だという命名理由)
ちょうど実家のお向かいが新しく住宅を建てるために工事中で、作業員の方が何人も道路にいるところでした。
坂を下りきったあたりで、後ろから声が。
「ちい!ちい!ちょっと!ちょっと来て!」
夢子ばあちゃんです。
いろいろとばあちゃんの為にやってくれているのに、悪いことをしたと反省して謝ってくれるのかとちょっと期待しました。
でも、ばあちゃんの声色はなんか緊急っぽい感じです。
「なに?どうしたの?」
と、息を切らして坂を上って戻ってみると・・・
「お弁当!(配食サービスのこと)お弁当が不味いんだよ。美味しくないんだよ!なんとかならないのアレ!?」

・・・お弁当・・・?
確かに老人用の配食サービスの導入を快くは思ってない様子だったけど・・・今・・・?
わざわざ坂の下まで降りていった娘を駆け上がらせてまで言うことが・・・それ?

ああ・・・そうか・・・
習い事を辞める件で、私に嫌な思いをさせられたと思ったんだな。
意地悪なことをされた、と。
認知症だと言われて悔しかったんだな。
そのことでは言い返せないから、全く別の件で、私を言い負かしたかったんだな。
私に文句を言って、優位な立場を示して勝ちたかったのか・・・
それだって、配食サービスは料理が怪しくなって腐ったものを食べてしまう危険性のあるばあちゃんへの愛と優しさで、苦労して手配したものなのに・・・
私に嫌なことをされたと認識したんだな・・・
なんかもう、怒りとも悲しみともつかない気持ちが込み上げてきたけれど、周りに工事の作業員の男性たちが沢山いて、こっちの様子を伺っていたので
「そう・・・うん・・・別にお弁当は残してもいいから。他のものも別に食べていいんだから、ね」
「そう?でも不味いんだよ!」
「うん・・・ちょっともう戻るね。明日迎えに行くからね」
あ、やぱい泣いちゃいそう・・・と思いながら坂を下って自分のマンションの方に歩き出す私。
あ、ちょっともう限界・・・
帰って、あこちゃんのお仕事が終わる時間を待って、SОSを出すわ~~~~💦💦💦
おねいちゃ~~~ん💦💦💦
つづきます↓


