家庭的な雰囲気のデイサービス
認知症で要介護1の認定が出た夢子ばあちゃんを、デイサービスに通わせて認知症の進行を遅らせるリハビリを開始してほしいと願う娘の私たち。
なんとか見学の日が来ました。
次女の私が車で実家まで迎えにいくと、ばあちゃんは弦楽器と、そして・・・エプロンシアターの道具の入ったかばんを持って家の前で待っていました!!
やっぱり「おむすびころりん」演る気なんだよな~
演らないでくれって言われてるのにな~😭
ちなみにこんな感じのやつです↓

でもなー。「見学行かない」って拗ねちゃうと面倒くさいからなー。
とにかく連れて行かなければ。
地図アプリを頼りに現地につくと、そこは一軒家タイプのデイサービスさん。

玄関を入るとすぐトイレがあるタイプの作りでした。
キレイに掃除はされているようなんだけど、ちょっと尿の匂いが鼻につきました。
スタッフさんに家の中に招き入れられると、広いリビングにたくさんの利用者さんやスタッフさん。
2階には男性の利用者さんもいるとのことでしたが、1階にいる方はスタッフさんも含めて全員女性。
脳トレアクティビティをやったり、部屋のすみの方で個別にマッサージを受けることもあるなど、説明をしてくれました。
庭もあって、花や野菜を育てたりもしているとのこと。
「ばあちゃん庭仕事好きだから良いじゃ~ん」
などと、娘の私がばあちゃんの気持ちを盛り上げようとしているのを見て、スタッフさんもどんどん話しかけてくれます。
楽器のことを褒めてくれたりして、徐々に気持ちが上がってきた夢子ばあちゃん。

あああ・・・でも気持ちがノッてくると、余計に「演じる」モードに入っちゃうんだよなぁ。
隙を見てスタッフさんにばあちゃんの企みを警告しておかなければ!
と、スタッフさんに小声で話しかける私。
「あの、すみません。実は母、楽器の演奏だけじゃなくて人形劇までしようとしちゃってて。時間がないから今日は止めとこうねって何度も止めたんですけど、今日持ってきちゃってて。演りそうになったら私が止めますんで」
するとスタッフさんは
「あ、大丈夫ですよ。なんなら演っていただいても」
え~~~!!!
まあ、でも、そう言うしかないよね~~~💦💦💦
持ってきちゃってるんだもんね~~~💦💦💦
でもな~、長くなりますよぉおおおお~。始まっちゃったら~~~~💦💦💦
目的は施設見学なのに・・・
で!
デイサービスさんの行事であるお誕生会が始まり、いよいよ夢子ばあちゃんオンステージ。
スタッフさんに紹介され、利用者の皆さんの前に出ます。
そこはさすがの舞台度胸。
自分でMCもしながら演奏を始めました。
と!
ここでちょっとしたトラブル発生。
利用者さんの中で、多分認知症の女性の方が突然・・・
「うるさい!」
と叫びだしたのです。
「帰る!もう帰る!うるさい!」
帰宅願望の強い方だったらしく、玄関の方に行こうとします。
スタッフさんがなだめて座らせていますが、その後も小声で「うるさい!」を連発。
まあ、そういうこともあるよねー。
プロの演者の人とかならともかく、なんで見学に来た認知症の老人の芸を静かに見なくちゃいけないんだと思うよねー。
(娘の私もすご~く見たくないので共感しちゃう)
でも、夢子ばあちゃんがここでへそを曲げちゃうと面倒だな~。

スタッフさんも感じ良いし、私としては是非このデイサービスさん通って欲しいんだよな~。
・・・と、演奏する夢子ばあちゃんの様子をうかがっていましたが、聞こえていないのか、それとも一度演奏を始めたら何が起こっても続けるというエンターテイナー魂なのか、何事もなかったかのように演奏を続けていました。
そこはあれなのかしら?
ショーマストゴーオンってやつ?
そのパフォーマー魂は素晴らしいのよね。
演奏の方は、認知症になる前の現役のころからはかなり腕が落ちてしまってはいるんだけどね。
演奏と一緒に歌を口ずさんでくださる方もあり、なんとか無事に3曲を弾き終わりました。
あ~、無事終わった・・・💨💨💨
と、ほっとしているとなんと夢子ばあちゃんは・・・
「ホントはね。人形劇も準備してきたんですよ。でも娘がね、時間がないから演ったらダメだって言うんですよ。でもね、とっても珍しくて面白いものなの」
うおおおおお!!!
何を言い出すんだぁあ!!!
そんなこと言ったら・・・そんなこと言ったら・・・!!!
「あら。時間は大丈夫ですよ。是非演ってください」
とスタッフさん。
そりゃ言うよね~~~!!!
そりゃここまで言われたらスタッフさんもそう言わざるを得ない感じになるわよねぇえええ!!!
・・・ああ・・・もうやだ・・・こうなるとは予想してたけど・・

夢子ばあちゃんは私の方を「ほらごらん!」というドヤ顔で見ながら、人形劇の道具を持ってこっちに来て助手をしろと手招きします。
あああああ!!!
辛いよぉおおお!!!
お姉ちゃぁああああ~~~ん!!!!
・・・しかし、このときの私は、この後起こる惨劇が、こんなレベルではないことを、まだ知る由もなかったのでした・・・
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