【体験記】認知症母がデイサービスに通うまで(8)予想外の行動に戦慄!

デイサービス&ショートステイ
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嬉々として芸を披露する

認知症で要介護1になり、デイサービスの見学に来た夢子ばあちゃんと次女の私。

お誕生会の出し物のひとつとして、楽器の演奏は頼まれていましたが(これもデイサービスを拒否するばあちゃんを見学だけでもさせるための苦肉の策ですが)なぜか頼まれてもいない(っていうか事前に断られている)エプロンシアターを始めてしまったばあちゃん。

こういうやつです ↓

エプロンシアター おむすびころりん

助手として隣でいろいろさせられる私。

演目は「おむすびころりん」

ばあちゃんが現役で保育士をしていたころは、子供たちがとても喜んだんでしょうが、すでに認知症を発症している状態なので、途中ストーリーもぐだぐだになったり、止まっちゃったり・・・

「うるさい!帰る!」と何度も玄関に向かおうとする利用者の方を、なだめて椅子に座らせながら、「わ~すご~い!」と演じる母を盛り上げてくれるスタッフさんの様子も見えて、もう申し訳ないやら恥ずかしいやら・・・

それでもなんとか「おむすびころりん」が終わり、スタッフさんや他の利用者の方から拍手をもらい、得意そうな夢子ばあちゃん。

ああ・・・やっと終わった・・・😭

と私が脱力していると、夢子ばあちゃんは後ろの方にいらした車いすの利用者の方に近づき・・・

 

なぜかハグ!!!

 

そしてその方の耳元で「頑張ってね!」とささやきました・・・

いや、なんでやねん!!!ツッコミ

慰問に来た往年の大人気演歌歌手か!?

その車いすの方、ばあちゃんが演じている間もずっとうつむいてらして、別に演目見てなかったがな。

芸能人が来てくれて喜んでいる観客とかじゃないのよ。

しかも「頑張ってね」ってなに?

どういう立場の上から目線なの?

自分自身もこのデイサービスさんの利用者候補なのよ。

「頑張ってね」はこっちのセリフなのよ。

夢子ばあちゃんこそ、自分の認知症を認めて、デイサービスに通ってリハビリを頑張ってほしいのよ~!!

急に叫んだ「今後の人生の目標」に戦慄!

お誕生会の出し物として夢子ばあちゃんの演奏とエプロンシアターが終わった後、デイサービスはおやつの時間となりました。

利用者の方々と一緒に、付き添いの私まで同じテーブルでお菓子をいただくことに。

隣には全然認知症は入ってない感じの上品な老婦人が座ってくださり、なごやかな雰囲気で談笑。

皆さん優しく夢子ばあちゃんに話しかけてくれた有難い。

するとスタッフの方が

「夢子さん、是非みなさんに自己紹介をお願いします」

と夢子ばあちゃんをうながしました。

夢子ばあちゃんは、まんざらでもない表情で立ち上がり、自己紹介を始めました。

名前や住んでいるところ、軽く仕事の経歴や趣味など・・・

すると、ちょっと止まった後、続けて・・・

「私・・・私の今後の人生の目標としては・・・」

おや?

今後の人生の目標とな?

それは娘の私も聞いたことなかったな。

なんだろう?

健康に長生きとか?

と、注目していると・・・

「私は・・・

恋がしたい!」

ぎゃ~~~~💥💥💥

なにを言い出すの!?

マイマザー‼‼‼‼

「私ね、80年生きてきて・・・恋をまだしたことがないんですよ!恋がしてみたい!」

ひぃいいいい~~~😱💨💨💨

一瞬、空気が止まったので、何か言わなくちゃと思い

「や・・・やだわ、お母さん、娘の前で。娘の私は夫婦の愛の結晶じゃないのぉ?ね~え?」

と、なんとか冗談っぽくその場をごまかす私。

 

「いえね!まだ恋も知らないうちに東京に出てきてね!」

まだ続けるんか~い!!!😖💦💦💦

まあね、亡き父せこし(仮名)とは、見合い結婚だし、愛のない夫婦だったってことは分かってましたけどね。

それにしても、なぜ急に娘も隣にいるのに、初対面の人達の前でいきなり「恋がしたい」宣言!?

つ・・・辛い!!

辛いを通り過ぎて・・・痛い!!もう激痛!!

でもまあ、おかげさまでって言うか、その後のおやつタイムは和やかに進み、隣の老婦人も

「私は〇曜日と△曜日に来てるのよ。楽しいから是非いらして」

なんて言ってくださったりして、とっても良い感じ。

ありがたや~💕💕

是非通ってほしいのよ~💕💕

認知症の薬を飲むのを拒否しちゃったんだからさ。

せめてデイサービスには通ってほしい、というのが私と姉あこちゃんの切なる願いなのよ~。

 

つづきはこちらから↓

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