姉のあこちゃんは日記をつけているそうです。
で、私が夢子ばあちゃんの介護ブログを始めるにあたり、自分の過去の日記から夢子ばあちゃんに関することをピックアップして情報提供してくれました。
ちょうど夢子ばあちゃんがデイケアに通い始めたころのこと。
あこちゃんは実家に行って夢子ばあちゃんがデイケアに着ていく服に名前を書いたり、大量にあった不要な服を整理してくれていました。

その当時、何度も夢子ばあちゃんに言われて嫌だったことがあったそうです。
それは
「ハロルド(仮名)ちゃんと、家をどうするか話してほしい」
というもの。
当時は、父せこし(仮名)が亡くなって4年ほど。
夢子ばあちゃんは長男であるハロルドに実家に戻ってきて欲しかったんだと思う。
というか、この実家の一軒家をハロルドに残したかったんだと思う。

モラハラ&マネハラ更には暴力までしていた父せこしと揉めに揉めていたころ、さすがに2人の仲を取り持つのに疲れた末っ子の私が
「もう離婚してもいいと思う。昔と違って今は結婚した後に築いた財産の権利は妻に半分あるよ。せこし爺の言うように”文句があるなら出て行け。ここは俺の家だ”は通用しないよ。ちゃんと法的に処理したら離婚してもお金には困らないはずだよ」
と説得を試みました。
当時まだ思春期だった私の子供たちに、祖父母夫婦の醜い争いを見せるのもホントに嫌だったし。
(おじいちゃんとおばあちゃんのみっともない夫婦喧嘩なんか見せられたらトラウマになるよね~)
でも夢子ばあちゃんは
「この家をハロルド(仮名)ちゃんに残したいから絶対に離婚しない」
と言ってきかなかったんですよね~。
離婚になって財産分与になったら、実家の家は売ってお金にして半分にしなくちゃいけなくなると思ったんですかね。
それとも自分が出て行ったらハロルド(仮名)が帰ってくる場所がなくなると思ったのかな。
でも、それを夫婦喧嘩を仲裁している娘たちに言っちゃダメですよね?
姉あこちゃんも
「ばあちゃんが何回も何回も”ハロルド(仮名)と家をどうするか話してほしい”って言うのが本当に嫌。だってそれって、妹たちに相続権を放棄してこの家はハロルドのものになるようにして欲しいってことでしょ?」
と。
あ~、確かにそうかもな。
昔は家は長男が継ぐもので、せこし爺の実家の相続のときも「長男以外の兄弟は相続権を放棄しろ」って言われて、そのまま、本家の家はご長男夫婦のものになったもんな。
もともと夫婦仲のよくなかった夢子&せこしだけど、せこし爺晩年の数年間はホントに地獄のように仲悪かった・・・
その2人の争いぶりが、それはそれは子供じみてて醜かったよなぁ・・・
その地獄のラスト数年間を長男ハロルド(仮名)のためだけに耐えたって言うんだからね~。
せこし爺ちゃんが死んでから(いや入院してから死ぬまでのことも全て)いろいろサポートしてきた娘たちの前で、な~んにもしなかった長男に全部ゆずれって、よく言えるよなぁ・・・
多分認知症のせいで本音が出ちゃうんでしょうね。
長女あこちゃんは
「この前なんて私の前で ”あの子(ハロルド)の為だけに生きてる” って言ったんだよ。ホント悲しくなった・・・」

と辛そうに言ってました。
ヒドイこと言うな~認知症母・・・

「だけ」ってなんだよ「だけ」って・・・
それでもせめてハロルド(仮名)が、母を大事にする長男だったらいいですけどねぇ。
まったく何もしないですからねぇ。
せこし爺が病院で亡くなったときなんて、せこし爺の遺体も、夫を亡くしたばかりの母夢子も病院に置き去りにして、自分だけ深夜営業のうどん屋によってうどん食べて、実家に(なぜか実家に)車で帰っちゃいましたからね。
それでも男の子は可愛いんでしょうね~。
