辞め方が分からない 認知症母の習い事

エンターテイナー夢子伝説

過去の話です。

認知症のみで要介護1が認定され、さんざん抵抗しつつもなんとかデイサービスに通うことになった夢子ばあちゃん。

何度も「辞める辞める」と言っては「やっぱり辞めるのを止める」となっていた弦楽器の習い事も、やっと本当に引退する気になってくれました。

マンドリン

長年お世話になった先生やお仲間の皆さんにお菓子を送りたいということで、わざわざ私が車を出して、夢子ばあちゃん指定のお菓子屋さんまで行ったり、と準備を進めていきます。

さて、今までも何度も「辞める」と言っていたことがあるばあちゃん。

その時にこんなことを言うことがありました。

「辞め方が分からない」

もちろんその弦楽器の会で、今までに辞めた人もいました。

でも、突然来なくなって辞めたり、ケガや病気で急に辞めざるをえなくなったり、という人はいたものの、「引退」的な感じで辞めた人はいままでいなかったんだそうです。

そもそも、夢子ばあちゃんが辞めることを決意する数か月前までは、ばあちゃんは会の最高齢者じゃなかったんですよ。

当時84歳だったのに、最高齢じゃないってのもすごいですよね。

ただ、この夢子ばあちゃんより年上の方は、もう会に参加しても楽器はほとんど演奏しなくて、ただお茶係をしてくれたり(本当は一応持ち回りの係)自費でお菓子を持ってきてくれたりして(本当は会費から費用を出しているものがある)ただただお仲間と交流するのだけを楽しみに来ていらしたとのこと。

年に1度の大がかりな発表会には参加せず。

夢子ばあちゃんもね、この枠だったらまだ続けていくことも可能だとは思うんですけどね。

自分では絶対に発表会には出たい!という強い意志のもと参加しちゃってたんでね。

なので、実質的には夢子ばあちゃんが最高齢。

で、この方、夢子ばあちゃんが引退する前に辞めることになったんですが・・・

その辞め方が・・・

急に連絡がつかなくなったと思ったら、自宅でひとりで亡くなっていた!!!

というもの・・・

一人暮らしをなさっていて、息子さんが数日連絡がつかないのを心配して自宅に行ってみたら、亡くなっているのを発見した・・・らしいのです・・・

なので、高齢を理由に「引退」というカタチでの辞め方をした方は夢子ばあちゃんが知る限りいないのだ、と。

それで一応、事前に数人の特に仲の良いお仲間に辞めることを伝えて、先生にお礼のお菓子を持参して、みんなの前で挨拶をして帰って来る、という段取りにしようということになりました。

その日は次女の私が付き添って、練習には参加せずに挨拶だけして帰って来ることにしよう、と。

ただ・・・ことは予想外な展開へと進んでいったのでございます

続きます!!!

それはXデーの前日の出来事・・・認知症母習い事引退事件簿
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