介護認定まで(8)要介護認定の訪問調査員さんにこっそり聞いたこと
過去の話です。
「ものわすれ外来」で認知症だと診断されたのに、いっさいそのことを認めず、治療もリハビリも拒否してしまった当時83歳のばあちゃん。
本人には言わずに要介護認定の訪問調査を受けさせる「市の方から高齢の方の健康チェックに来ました」作戦を実行しました。
調査員の方が帰るときに
「近くの駐車場に車を停めてらっしゃるって言うから、お見送りがてら私のマンションもご案内してくるね。近くに住んでるんですよ~って」
と、お見送りに行くという体で、ばあちゃんの目の届かないところでお話をする時間をゲットしました。

実家と私が住んでいるマンションは本当に徒歩3分とかなので、そこまで一緒に来ていただいて、マンションのエントランスの椅子があるところでお話させていただきました。
そこで、ばあちゃん本人の前では言えなかった「認知症」のせいだと思われる事例のこと、そしてさっきばあちゃんが話したことのうち事実と違っている点を説明しました。
調査員の方は熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。
そして、たくさん話した中で、ついでと言ってはなんですが、前から気になっていた、こんな質問をしてみることに。

「あの、市役所でいただいた”介護保険の手引き”に載っていたチェックリストの中に、
周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか
というのがあったんですけど


実は私も姉も「その話はもう聞いた」とか「前も言ったでしょ」とか母本人に言ったことがないんです。
いつも初めて聞くみたいなリアクションで対応していて。
二人とも学生時代演劇部出身なもので・・・つい演技しちゃって・・・
なので、母は自分が何度も同じ話を繰り返しているという自覚は全くないと思うんです。
そういうこともあって、自分が認知症だと納得しないんでしょうか?
対応が間違っていたかと気になって」
すると調査員さんは
「そのご対応で間違ってないですよ」
と言ってくださいました。
認知症の人は、自分が間違っていたとか、同じことを何度も繰り返してしまっていたという事実より
も、否定された!という感情だけが残ってしまうそうで、いちいち否定しないというのは正しい対応だとのこと。
そうなんだ。
じゃあ、まあ、良かったか・・・

ということで、あとは認定結果を待つのみとなりました。
続きます!
続きはこちらから↓


